八ッ場ダム/シリーズ17<2020.10.28> シリーズ13で、ダムの試験湛水中に台風19号の洪水に襲われたことを述べた。ダム本体は影響なかったが、群馬県内の各所で土砂崩れが頻発した。鉄道や道路は遮断され、人家は潰され死者・負傷者が続出した。 今年はどうかと思い、地元の観光協会に問い合わせたところ、復旧して通れるとの情報を得た。10月28日今日がその日である。思わずラッキー!と叫んだ。たまたま嬬恋村に所用があって、その帰りに吾妻峡を見ることにした。現地の十二沢パーキングは、すでに満車状態。幸いここを引き上げる県外車を見つけて駐車することができた。 駐車場から渓谷に下りると猿橋がある。そこから撮った写真が十二沢の白絹の滝である。猿橋を左岸の旧国道に渡り、上流へ0.4km程進むと眼下に鹿飛橋が見える。
その橋まで下りて行き、中央部から下流側と上流側を見る。
鹿飛橋を右岸に渡り、遊歩道をひたすら渓谷の上流に向かう。行き止まりの急な階段を登ると猫の額のような狭い小蓬莱という見晴台に着く。周囲は垂直の断崖になっている。鉄パイプの手摺はあるが、それでも恐怖感がある。ここから上流側を見ると、ダムが目の前に迫っている。左岸には群馬県企業局の発電所の工事が行なわれている。それらの様子を撮影したいのであるが、見晴台の樹木の枝葉が邪魔になって木の間越しに撮るしかないのである。葉が落ちた冬に撮ればいいかもしれない。
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