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八ッ場ダム/シリーズ20<2021.7.25>
ーダム建設に翻弄される長野原町ー

 2021.4.30、新聞は八ッ場ダムについて次のように伝えた。

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  1. 八ッ場ダムで4月29日、本体上部と下部をつなぐ多目的エレベーターの一般開放が始まった。時間は午前10時〜午後4時まで。新型コロナウイルス感染防止のため、定員24人のところを8人に制限する。

  2. ダム下では、朱色の管理橋なども見学可能である。

  3. 一方、東吾妻町では、エレベーターの運用と相俟って、ダム下まで延伸した観光トロッコの利用促進など、地域振興への高まりを期待している。

  4. 初日は家族連れの観客が多く、堤体や放流の様子をカメラに収めていたという。

  5. そして八ッ場あがつま湖周辺では、今期の水陸両用バス観光ツアーも始まった。

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 この記事を見て僕も取材に行きたいと思う半面、新型コロナウイルスのワクチンの接種をしていなかったので、すぐには行けなかった。
 漸く自治体の接種が実施でき、八ッ場行きが実現できたのが、本日7月25日である。

 この日、訪問者は思ったより少なかった。コロナの影響だろう。管理支所の第二パーキングに駐車する。天端の多目的エレベーターへ行く。順番待ちもなくすぐに乗れた。このエレベーターは、係り員がいるわけではない。自分達で勝手に昇降ボタンを押して構わない。


管理支所第二パーキング

 管理支所の裏手がダム本体で、多目的エレベーターはその天端にある。下の写真はそこから上流側を眺めたもの。


八ッ場あがつま湖

 ダム天端(てんば)から下流側を見下ろした風景。エレベーターで下に降りた所に、観光トロッコの「吾妻峡八ッ場駅」と、歩行専用の観光道路がある。


ダム天端(てんば)から見下ろした風景

 一方、写真の下右側から右岸側に向かって、朱色の管理橋が架かっている。それを渡った先は鬱蒼とした山の斜面である。


朱色の管理橋

 そこから下流側を見ると、正面に小蓬莱という見晴台がある。そこまでの遊歩道も出来ているらしい。その見晴台からダム堤体を撮影したいのだが、遊歩道に落石があり「通行禁止」との立札があった。残念ながら、復旧後の機会を待つしかない。


下流正面の小蓬莱

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